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女性の腰痛_5 〜出産から出産後の育児や子育てが原因の腰痛の治療と予防対策。

今回は、出産から出産後(育児・子育て含む)に、考えられる腰痛についてのお話です。

まずは、わかりやすくするために、出産後に考えられる腰痛について、
下記、「1−出産による腰痛」 「2−出産後ー育児・子育てによる腰痛」の2つのセクション分けました。

 

出産後に考えられる腰痛

1- 出産による腰痛

2- 出産後 - 育児・子育てによる腰痛

 

又、「出産」と「出産後-育児・子育て」と、大きく2つに分けたものを、さらに細分し、それぞれの問題がなぜ産後の腰痛の原因になるのか? それぞれの概要、ならびに治療や対策などを見てゆきます。

 


 

「1- 出産による腰痛」の原因と対策

ここでは、本セクション「1−出産による腰痛の原因」を、下記、1〜5の問題(「ホルモン」・「姿勢的なもの」・「恥骨結合」・「仙腸関節」・「筋肉」)に分けて説明してゆきます。

なお、「1-1 ホルモンの問題」と「1-2 姿勢的な問題」は、前ページ「妊娠中の腰痛」に同様の説明があるので、本ページでは省略させていただきます。

詳しくは、それぞれの項目をクリックしてご確認下さい。

● 1-1 ホルモンの問題

● 1-2 姿勢的な問題

 

それでは、次の「1-3 恥骨結合の問題」から見てゆきましょう。

 


 

● 1-3 恥骨結合の問題

出産後の腰痛で注意しなければならないことに、「恥骨結合の分離」があります。

※ 恥骨結合の場所は、下記、骨盤のイラストで確認して下さい。

骨盤のイラスト-恥骨結合の図

骨盤は、妊娠中にホルモンの影響で緩みます。

そこに、 出産の強い負荷(狭い骨盤の間を赤ちゃんが通ることは大きな負荷になります)が加わります。

そのことにより、骨盤の中でも特に、恥骨結合の部分に障害(恥骨結合の分離)が出る可能性が高くなり、産後の腰痛の原因になることがあります。

なお、この「恥骨結合の分離」は、専門病院の超音波検査で診断が可能です。

又、この恥骨結合の問題における対策として、「関節を安定させる専用のベルト」で、症状を和らげる事ができます。

 


 

● 1-4 仙腸関節の問題

骨盤の後方にある左右2ヶ所の関節、「仙腸関節」にも大きな負担が加わります。

この部分も非常に強い靭帯で支えられていますが、妊娠・出産によって関節がゆるくなりバランスを失い、腰痛の原因になることがあります。

こちらの仙腸関節の問題への対策においても、「関節を安定させる専用のベルト」で、症状を和らげる事ができます。

 


 

● 1-5 筋肉の問題

出産によって骨盤の底にある筋肉が緩んでしまい、このことが原因で産後の慢性的な腰痛など、以下の症状が出ることがあります。

咳やくしゃみで失禁する。

産後、慢性的な腰痛が残る。

この問題への対策としては、適切なエクササイズや治療が必要になります。

 


 

2- 出産後の「育児・子育て」による問題が原因でおこる腰痛。

ここまで説明してきた「1−出産による腰痛」の原因が残っている場合、育児や子育てによって腰痛症状が悪化する可能性があります。

その主だった原因は、「1−姿勢の問題」 「2−母体の問題」の2つです。

 

● 育児や子育てにより、腰痛症状を悪化させる原因となる可能性があるもの。

 1- 姿勢の問題

 2- 母体の問題

上記2点が、出産後の子育てによって、産後の腰痛症状を悪化させる原因としてあげられます。

それでは、まず、「姿勢の問題」を見てから「母体の問題」へと進み、それぞれの問題の概要や注意点を見てゆきましょう。

 


 

2-1 姿勢の問題 〜アンバランスな姿勢が産後の腰痛の原因に

出産後は、赤ちゃんをだっこ、おんぶしなくてはいけません。

約3s前後もある赤ちゃんを、腕や腰で支える結果、「姿勢がアンバランス」になり、産後の腰痛の原因となります。

この「姿勢の問題 - 姿勢のアンバランス」は、腰痛の他にも、肩こり、頭痛の原因になることもありますので注意が必要です。

さらに注意して頂きたい点として、先に説明してきた「1−出産による腰痛」の原因が残っている場合では、腰痛症状が悪化する原因となりえますので、十分な対策と注意が必要です。

 


 

2-2 母体の問題 〜腰にかかる大きな負担に注意

出産後、体重がもとに戻るまでには5週間前後。

又、産褥期(さんじょくき - 母体が妊娠前の状態に回復するまでの期間)は、約6〜8週間かかると言われています。

この、体力や筋力が低下している時期に、重たい赤ちゃんを抱くと腰に大きな負担がかかりますので、特に注意が必要と言えます。

繰り返しますが、「姿勢の問題」同様、先出「1−出産による腰痛」の原因が残っている場合、腰痛症状悪化の原因となる可能性になりますので、十分な対策と注意が必要です。

 


 

出産・産後・子育て期の腰痛におすすめしたい治療や対策。

以上のように、「出産」は、母体(特に骨盤)に大きな負担をかけます。

特に、何のケアもないまま出産を繰り返しますと、この症状が重なり、筋肉や靭帯関節に「退行性の変性」を、もたらします。

ひどい場合には、仙腸関節の骨化が起こる場合もあります。

ですから、「自然分娩」をした直後の方、近い将来「出産の予定」のある方には、早めの治療、以下の対策お勧めいたします。

● 恥骨結合や仙腸関節に問題がある場合、専門家の指示のもと専用ベルトで安定させる。

● 骨盤の底にある筋肉のエクササイズを行う。

● 無理な姿勢で赤ちゃんを抱っこ、おんぶしない。

● 適度な運動を心がける。

● 骨盤がゆがんだ状態で固定されないよう、早い段階で適切な治療を受ける。

 

 


 

出産後・子育て期の腰痛に関する質問と回答

 

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目次 : 女性の腰痛 > 次は「産後の腰痛」について解説します。

  1. - 腰痛とは
  2. - 妊娠中の腰痛
      妊娠中の腰痛 1 〜ホルモン(リラキシン)による影響〜
      妊娠中の腰痛 2 〜姿勢的(生体力学的)による影響〜
  3. - 産後の腰痛< 現在地 >
  4. - 生理と腰痛
  5. - 女性の腰痛-その予防と対策
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北條カイロプラクティック 千葉県市川市市川

〜 北條 善之 〜 ほうじょうカイロプラクティック院長

都立小松川高校卒業 ・ 武蔵大学卒業

B.A(Bachelor of Art)
ロイヤルメルボルン工科大学日本校卒業
B.App.Sc (Bachelor of Applied Science)  B.C.Sc (Bachelor of Chiropractic Science)

千葉県市川市市川 1-26-33  TEL:047-326-7373

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