今回は女性の腰痛で最も深刻なものの1つ、「妊娠中の腰痛」についてのお話です。
「妊娠中の腰痛」はいくつかの原因が考えられるので、大きく2つに分けました。
| なぜ、妊娠中に腰痛症状がおこるのか? 〜妊娠中の腰痛の原因 |
- ホルモンによる影響
- 姿勢的(生体力学的)による影響
|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1-ホルモンによる影響
みなさんも1度は、
「女性ホルモン」や「男性ホルモン」などの言葉を聞いたことがあると思います。
ここでは、その「女性ホルモン」の1つ、「リラキシン」についてのお話です。
「リラキシン」は卵巣ホルモンの1種で、その分泌は以下の時であると言われています
| リラキシンが分泌される時期 |
●「月経前」
●「妊娠3ヶ月〜産後2‐3日」 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■〜リラキシンとは?
リラキシンの作用を簡単に言うと 「関節を緩める」 と、いうことです。
出産時を例にしてみましょう・・・
出産時には 約2500g〜3500gの赤ちゃんが狭い骨盤を通って出てきます。
その出産をよりスムーズにするために、
特に骨盤の 「恥骨結合」 という部分を緩めているのが「リラキシン」です。

さらに、出産時以外でも
「リラキシン」の分泌によって、
「月経前」や、特に「妊娠中〜産後」には、骨盤に限らず体中の関節をゆるめる可能性があることです。
その中でも、関節を強く支えている 「靱帯」 を緩めると言われているのです。
そして、体の関節というのは 「靱帯」 に限らず 「筋肉」 や
「腱 (例:アキレス腱など)」 などの支持組織によって支えられています。
このことからも、強く関節を支えている「靱帯」が緩んでしまった場合、大きく2つの事が考えられます。
| リラキシンにより、靱帯が緩んでしまった場合 |
| ●関節の動く範囲が過剰になる
●関節を支えるために、筋肉・腱・関節へのストレスが大きくなる |
特に妊娠はお腹が大きくなり、腰への負担が大きくなります。
体重の変化も妊娠から出産までに、約11kg〜14kg増えるそうです。
(この負担については次回説明)
そして、 この「リラキシン」の影響で、「関節が緩くなる」 ⇒ 「筋肉」や「関節」に普段以上の負担が加わるのです。
この事実が「妊娠中の腰痛」の大きな原因となり、「腰痛とは」でご紹介した「1〜3」の腰痛になる可能性が非常に高くなります。
又、これも 「腰痛とは」 でご紹介していますが、「構造的(解剖学的)に負担のある方」 や 「普段から腰痛のある方」 は、妊娠中にその腰痛が悪化する可能性も十分にご理解いただけると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■〜妊娠中の腰痛を予防するには?
これから 「妊娠の予定がある方」 や 「妊娠中の腰痛の方」へご提案をさせていただきます。
上記にあてはまる方は、赤ちゃんへの影響のためにいろいろなケアをされていると思います。
例えば 「飲み薬」 についても十分に注意をされているでしょう。
私はそれと同じくらいに「母体」 に対しても 「からだのケア」 が必要であると考えています。
現在、お腹の赤ちゃんのためにも、「妊娠中も適度な運動が必要」と、言われています。
妊娠ということだけでも体を動かしにくくなりますが、もし仮に、腰痛で母体がさらに動かなくなれば、母子共に健康的であるとは言いにくいと考えているからです。
ほうじょうカイロプラクティック・整骨院
院長 北條 善之

| 北條 善之 プロフィール |
|
 |
ほうじょうカイロプラクティック・整骨院院長
都立小松川高校卒業
武蔵大学卒業
B.A(Bachelor of Art)
ロイヤルメルボルン工科大学日本校卒業
B.App.Sc (Bachelor of Applied Science)
B.C.Sc (Bachelor of Chiropractic Science) |
ほうじょうカイロプラクティック・整骨院
千葉県市川市市川 1-26-33
TEL:047-326-7373 |
女性の腰痛 〜 妊娠中の腰痛について(1) ホルモンによる影響(原因と予防対策)
|女性の腰痛「TOP」〜はじめに| |腰痛とは| |妊娠中の腰痛-ホルモンによる影響|
|妊娠中の腰痛2-姿勢的(生体力学的)による影響| |産後の腰痛| |生理と腰痛| |女性の腰痛-その予防と対策| |