腰痛ナビ 椎間板ヘルニアの勘所

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なぜ再発するのか

日時: 2004/11/10 15:32
名前: 匿名で。

相談させてください。
以前に仙骨と5番目の椎間板がヘルニアで、切開してでた部分を切り取る手術を受けました。
一時的に状況は改善しましたが、またもや腰痛、足の痺れに悩まされ、受診してMRIを撮ったところ、同じ箇所がヘルニアになっていました。
現在の医学は傷ついた椎間板はもとに戻らないのになぜ再度、ヘルニアになるのでしょうか?
カイロにも通っていますが、カイロではヘルニアは引っ込むことがあるので治療をすれば大丈夫と言われますが、なにか根拠があっての言葉なのでしょうか?
病院では切ったところをもう一度切って、背骨をボルトで固定する手術を勧められました。ヘルニアの程度は、さほどきつくはないのですが何度も切ってしまうことになるよりは・・と言われました。
上手く文章に出来ませんが、アドバイスなどあればよろしくお願いいたします。

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Re: なぜ再発するのか ( No.1 )
日時: 2004/11/10 16:20
名前: 冨岡カイロプラクティックオフィス  <tcokobe@yahoo.co.jp>
参照: http://tco-kobe.net/

カイロでヘルニアが引っ込むとの前に、なぜヘルニアになるかです。
通常、椎間板の左右には均等のストレスがかかります。
何だかの理由により、左右不均等にストレスがかかれば、行き場の無くなった椎間板は飛び出します。
カイロでは、そのストレスを左右均等にかかる様にします。
左右均等にストレスがかかれば、椎間板は飛び出す必要が無い為、元にもどります。
カイロはヘルニアを治すのではなく、ヘルニアになった原因を治すと言った方が正しいかもしれません。
匿名さんの場合、ヘルニアは手術により取り除いたのでしょうが、その原因(左右不均等にかかるストレス)が残ったままなのです。
原因が残った状態であれば、残っている椎間板はまた行き場が無くなり飛び出します。

左右不均等にかかるストレスとは、骨格の歪みや、骨格の歪みは無いが、日常繰り返される不良姿勢等です。

根拠と言うか、アメリカ等では科学的に立証されています。
Re: なぜ再発するのか ( No.2 )
日時: 2004/11/10 22:13
名前: マキノカイロプラクティック  <makino-c.p.o@crux.ocn.ne.jp>
参照: http://www.annaiban.net/202/makino

ヘルニアは、椎間板の「はみ出し」なのですが

椎間板と言うものは、骨と骨の間にある『座布団』のようなものです
下の骨に、傾いて上の骨がのっていると、
この座布団が全体の厚さを変えて、ぶつからないように
また、上下の骨の角度のバランスをとるために、『厚みを変形させて、はみ出したり、潰れたりする』ことが役目といえます



整形外科では椎間板自体が『劣化』して、変形したために
一部がつぶれ、はみ出したままになり「戻れなくなった」と考えているようであり
もう硬くなってしまっていると、説明されるようです

しかし、座布団でも、上に人が座っていない状態で、勝手につぶれているることはないですし
はじめから、つぶれている椎間板も、存在する可能性は低いはずです

人が、傾いて座っていると、片方がつぶれているけど、真っ直ぐ座りなおすと
厚みは均等になって、元に戻ります

カイロでは、椎間板が元に戻れなくなっている「骨同士の傾き」があって、圧力の分散のためにヘルニアが起きるとみており

椎間板は『健康で正常な状態』でも、圧力の不均等によって、『役割』として、「はみ出す」と見ています



ですから、匿名さんの腰椎5番と仙骨の間には、「強い傾きが起きていて」正常な背骨のラインが、崩れている可能性も高く

腰椎・仙骨がぶつからないように、体のバランスのためにも、
「椎間板がはみ出ていたはず」です。

その、はみ出した部分を切り取ったとしても、「骨の傾き」は、まったく改善していないので
術後の時間経過とともに、椎間板が『役割を実行するため』
またもや再度、「はみ出してしまった」と、考えられるはずです。

(椎間板が劣化してつぶれて、傾いたと考えているようです)

要するに、再度、はみ出すのですから

椎間板は硬く変質し手板と考えるより
まだまだ、弾力がある状態で、役割を果たそうとしていると考えることもできてきます

☆ 「つぶれるている状態」が、機能低下・劣化として受け取るのか
  それとも、役割を果たすための、正常機能として受け取るのかの、違いであると思います。

Re: なぜ再発するのか ( No.3 )
日時: 2004/11/10 23:26
名前: 匿名で。

返信ありがとうございます。
レントゲンでは背骨がかなりのカーブを描いていたのは確かです。
牽引治療などで背骨はある程度まっすぐにはなったのですが、足の痺れ、腰痛が治らず手術でした。
MRIでは椎間板は真っ黒で、医者曰く「もはや水分を失った状態」と言われました。
このままでは何度もヘルニアを繰り返すことになるそうです。
なにか背骨が弱いらしく、骨にぐらつきがあって原因はそこにあるのではないかという話になっています。
もしこれを固定したら、椎間板は不安定なまま固定されるということですよね・・
でも固定をしないとヘルニアを繰り返す・・・
筋トレは行っていますが、病院・カイロ共に「これだけの背筋があるのに・・」と言われます
Re: なぜ再発するのか ( No.4 )
日時: 2004/11/11 09:33
名前: げんき本舗治療院 羽山  <genkihonpo@nifty.com>
参照: http://genkihonpo.com

種々の治療を加えるのはたいへん結構なことですが、匿名で。さんの文面からは、ご自身が姿勢に気をつけて折られるということを読みとれませんでした。
冨岡先生のおっしゃるとおり、不良姿勢もヘルニアの大きな要因であることは間違いなく、再発する人の多くは、この不良姿勢をそのままにしている人が大体のようです。
なお、背骨がまっすぐな状態は、正常ではありません。腰は前にカーブするという正常なカーブを作らないとヘルニアを悪化させます。また、牽引には、背骨のカーブを正常にする効果はあまりありません。
治療を行うと共に、まず、不良姿勢を正しい状態に持っていくように心がけてください。
Re: なぜ再発するのか ( No.5 )
日時: 2004/11/11 23:00
名前: 匿名で。

羽山様。
レントゲンでは腰は左にカーブしていました。
前ではなく左でした。医者が言うには「痛いほうに逃げている」です。
牽引は治療後、効果がないので現在は行っていません。
姿勢は背筋、腹筋が落ちない程度にコルセットを着用しています。車に乗るときも一枚座布団を敷き、椅子に座るときも気をつけています。
マクラも低反発のものを使い、固めのマットにさらに一枚ふとんをひいて寝ています。
まだ甘いのかもしれないですが、これでも再発するのはなぜなんでしょうか?
Re: なぜ再発するのか ( No.6 )
日時: 2004/11/12 15:32
名前: げんき本舗治療院 羽山  <genkihonpo@nifty.com>
参照: http://genkihonpo.com

お休みになっておられるときの姿勢は、あまりヘルニアには関係しません。一番関係するのは座っているときの姿勢、次に関係するのは立っているときの姿勢です。

コルセットを着用していても姿勢がキチンとなっていなければあまり効果はありません。ただ保護をしているだけです。

例えば、事務用の椅子に座るとき、正しい姿勢の場合、背もたれには背中はつきません。車に乗るときも、アクセルを踏むときに、腰が後ろに丸くなるような姿勢になりやすく、背もたれに身体を預けたままの座席でしたら、特に腰に負担をかけます。
その他、アグラ、横座り、足を前に伸ばして床に座る、膝を抱えて座る、椅子に座って前屈みの姿勢が多い…、これらは、ひとつでもあるとヘルニアを誘発させます。

なお、歪みだけに限定して考えると、腰は前後左右だけではなく、ねじれ−回旋も重要です。またそのような歪みを起こしている要因は何かということも重要です。これらを複合的にみていかなければ、例えばカイロでも、いい治療効果を上げないはずです。

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